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オリジナルストーリー『"U"LYSSES』後編の作品紹介。
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劇中 前半 劇中 後半  

英語表記 Isotope

■登場作品■
ユートピア/黙示録

  野場タカシが生み出した、ゾアユリゼンの魂、もう一人の自分のペルソナ。理知的で温厚で紳士だった主人格のタカシとは違い、乱暴で粗野でデリカシーがまるでない独善的な性格の持ち主(生まれたての子供のような精神体)。


 アルマを守ることが彼の存在意義だが、それはあくまで生きる為の手段であり、彼女を愛しているわけではない。ゆえにアルマを含め周囲の言い分はほとんど聞かず、邪魔だ引っこんでろ寝てろなど暴言を浴びせては何かと衝突している。

 ただし、優れた頭脳は主人格譲りで、その操縦センスも間違いがないために黙認されている状態である。
 のちに判明するが、この才能自体はあくまで父親のヒイズの資料を本来のタカシが記憶してそれをもとに乗りこなしていた産物であり、操縦の才能そのもの、感覚などはアルマの方が優れていることが結果として明らかになる。
 
 電気を主エネルギーにしているゾアは、活動が制限されているため、食事さえ取れば半永久的に活動可能な人の身体を欲した。

 アルマを必ず守るという約束と引き換えに身体を完全に支配するが、アルマ自身の成長と自身のアルコーンとの戦いの敗北、本来のタカシもこの戦いで消滅し、主人格に良く似た瀬洲サトシの登場などで存在意義が揺らぎ始め、またユアルマを愛し始めても愛し方が分からず苦悩し、精神不安定になっていく。身体を明け渡される前に、人は、心も身体も脆いもので出来ている、受肉するということは受難と同じであることを覚悟せよとタカシから言われた言葉を痛感する。
 
 アルマのことをユマではなく、アルマと正しく発音すること、眼鏡をかけていない、喜怒哀楽が激しく、落ち着きがない、髪の毛が野暮ったいところなどが本来のタカシと異なり見分けがつく。また、タカシが自爆した際に右顔面に裂傷を負う。カタルシス後、この傷は回復したが、カタルシスのショック・ストレスからか銀髪となるなど、決定的な特徴を呈する。

 すべてが終わったあと、アルマから「トーマ」と名づけられる。
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