2014 02.26 Wed 砂原トオル ＣＡＴＥＧＯＲＹ ：登場人物紹介「サ行」

★ユーフィリア/福音書★

　湘灘中学校2年。父は「スリランカ・パンデミックの英雄」と呼ばれる故・砂原ノブオ。母親はその妻トキオである。

　父を生前に亡くし、母も自分を産んだ後に失踪したため、父方の祖父祖母に育てられた。また、父の親友の娘であるケイトも自身同様両親を失くしたため祖父夫婦に引き取られ、兄弟姉妹同然に育てられた。

　偉大な、見たこともない父親の子としてしか周囲から認識されず、死んだ父親に対してコンプレックスを抱き、うっ屈した日々を過ごしている。それゆえに、ビッグネームの父親を持っていても関係ないと言い切り、また実際に父親と比較されず自立した個性を確立している（かのように見える）ヒイズに対してもコンプレックスを持っており、また彼がケイトとの繋がりを保つために自分を出汁に友人として親しもうとしていることを知っているため、不信感も抱いている。

　ケイトに引きずられる形でイヤイヤ剣道を習っている。

★ユートピア/救済神話★

　砂原アルマの父。量子力学の優秀な科学者として、ヒイズとともにノーベル賞を受賞。

　物語開始時には行方不明。

　最終的には剣道の腕はケイトよりも上段の7段となっていた。