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オリジナルストーリー『"U"LYSSES』後編の作品紹介。
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英語表記 Satoshi Sesu (Satoshi Noba Byrne-Blake)
漢字表記 瀬洲 暁 (暁・野場・バーン=ブレイク)

*生年月日 2128年05月25日/双子座
*(アブラクサスによって情報操作されている可能性有)

■登場作品■
ユートピア/救世都詩

 ソーテール。姿形、仕草などが野場タカシと酷似している。その上、本来のタカシが抱いていた父親に関連する嫌悪やコンプレックスを持ち合わせていないので、あらゆる意味で本来のタカシすら補完した存在である。

 彼の登場によってアイソトープの存在意義が揺らぎ始めていく。

 表向きには、野場タカシの生き別れの双子と言うことになっている。諸事情で生誕直後に野場ヒイズの知人である瀬洲家の養子となって成長した(と、言う設定と本人は自嘲気味に語っている、実際はアブラクサスが直接育成していたものと思われる)。

 その正体は、組織が野場・ヒイズ・バーン=ブレイクの一卵性双生児の兄弟にあたる故、嘉田・ヒカル・リーランド(野場・アキラ・バーン=ブレイク)の遺伝子情報と野場ケイトの遺伝子情報を掛け合わせて作られた(実際はヒイズとケイトの遺伝子情報)、人工野場タカシ的存在。

 タカシが戦闘中において死亡したので、アイソトープのみになってしまいそのスペアとして組織が生み出した。
 
 造られた存在であり、固有の存在意義がない。その為、彼にタカシを重ねるアルマは自分にかりそめにも存在意義を与える存在である。だが、一方では本来生まれるはずだったケイトとヒイズの子どもという立場でもあり、アロトロープもまた彼に特別な感情を抱いている(その影響がアルマにも出ていることも少なからずある)。
 
 しかし、ゾアの中の母とも呼べるケイトの魂と邂逅を果たし、自分が愛されていることを知る。そのことで彼もまたアルマを真剣に愛していることを自覚しだす。

 タカシの代わりとして生きることを良しとせず、またアルマにも、タカシという存在なしで生きていけるよう、そして彼女を他にも想う人々のために生きてゆくべきだと説き、真の存在理由を持ち始める。

 アイソトープに対して、彼のアルマを愛する感情と自分のアルマを愛する感情が同質のものであることを認め、アルマを守るためにかつてのタカシ同様、その肉体と魂をアイソトープのゾアのエマネーションに捧げ人の形を捨てた。
 
 彼は、アルマがタカシ以外に、劇中唯一心を開こうとした相手であった。それだけに、彼の死はアルマの精神を不安定化させる決定的要因となってしまった。
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