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オリジナルストーリー『"U"LYSSES』後編の作品紹介。
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英語表記 Haru Kanda
漢字表記 寒田 春

■登場作品■
ユートピア/黙示録

 新ミナトミライ第一高校一年。
アルマのクラスメートで、委員長。

 
但馬ハルとは幼馴染で、名前の読みが同じ。
 
 美形で人当たりがよく、成績も上位で何事もそつなくこなす優等生。クラス委員として何かとアルマがクラスに馴染めるよう世話を焼く。



 そのうちにアルマに心寄せるようになるが、そのことを意識しだした頃にタカシが登場、アルマのタカシへの依存やタカシの異常なまでのアルマへの思い入れを目の当たりにして、告白は出来なかった。

 タカシとは一見友と思えるほどの仲の良さに見えたが、ハル曰く

 「タカシと親しければアルマの近くに居られるという下心だけの関係で、タカシはそれを分かっていて友達のふりをしていた、同情なり軽蔑するなりすればまだ救われるけれど、タカシはそれすらどうでもよかった、絶対に彼女が僕に振り向くことはないという絶対的な自負があったからね、それはとても残酷だよ」

 と振り返っている。その通り、アルマはあくまで彼のことを親切なクラス委員以上には思っていなかった。どころか、自分への配慮を「好意」ではなく、「憐憫」とすら捉えていた節がある。

 今まで挫折を知らなかったハルに、挫折を味あわせたのがタカシの存在そのものだった。だが、タカシが死んだことによって、ハルは内心安堵しながらも、アルマへの想いは相当な時期を置いてから伝えるつもりでいた。

 後にアルマの力になりたいがために、クロノスにインターンシップ生として、管理部管理局一課に配属された(というより、親のコネを使い、半ばごり押し同然に自ら志願した)。しかし、彼のアルマに対する報われぬ想いに対してアルコーンが付け込まれ、アルコーンと同化してしまい、敵としてアイソトープに殺害された。

 彼の死がきっかけでアルマは、もとより苦手であったアイソトープに、さらに嫌悪を覚えるようになってしまったうえに、アルマと女ハルとの間にも亀裂が入ってしまった。
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